2010年01月29日

茶葉

あたしの中に凝縮されていたものは

こんなに美味しくなったよ

うっとりするほどの

ほら

眠れなくなるだろうよ



湯の底からあんたを視てるよ

夢の底からあんたを観てるよ



眠れないのかい

眠るまであんたを看てやるよ



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posted by 千夜風 at 01:11| Comment(40) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月24日

四年目

空のように きれいになれるものなら

花のように しづかになれるものなら

価なきものとして

これも捨てよう

あれも捨てよう

    (八木重吉)
posted by 千夜風 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

薄影

君我の間に薄斑影の物の怪の夜


蝕の夜

月は欠片を千切り取り

影から影へ

便りを送る
posted by 千夜風 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

水中花

水中花死者は手足をひらきつつ(谷口慎也)


鬱々と閉塞した

深水に身を沈め

ため息をつくように

花弁を開く


艶やかな暗がりの奥から

死者の名前が

溢れ聞こえる
posted by 千夜風 at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

柳刃

風が騒ぐ


煽られ揺れて

ざわめく木々の

千切れ流され

身を切る言葉


掴んだ刃を引き寄せようか

流れに打ち捨て

後ずさろうか


鞭打つ柳葉

血糊で染まる
posted by 千夜風 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

五月

自分が弛んでいるのがわかる

常に甲高い共鳴音を唸らせながら張りつめていた自分とは
今は違うのだろう


調律ができていない打楽器のようだ

共振もできず沈黙を続けるか
場違いな音の底に潜って気づかないふりをするか

鈍る日々
posted by 千夜風 at 09:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月03日

星影

大丈夫

いつか晴れるよ

一筋の光もささない夜は

星がいつもより綺麗に見えるんだよ


大丈夫…
posted by 千夜風 at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月27日

氷点

星々がさんざめく静寂の夜

私を囲む硝子と刃物

薄氷の破壊音


舌が剥がれなくなるような

零下の月を舐めながら歩く
posted by 千夜風 at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

糸切り

最後には狂ってしまった

哀れなペトルーシュカ
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2006年08月26日

夏夜

なんくるないさ

そう言って歩き始めたニ岐道

時には遠目に振り向いて

お月夜の晩には見てるから


私の道は花の中

夢にも見える現の夜に

吐息の投網

女郎蜘蛛
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2006年07月26日

詩篇


だれでもない あなたが そのまま好きです


だれでもない あなたが そのまま好きです


だれでもない わたしから あなたへのことば


                
               「あなたへ」浜田真理子
posted by 千夜風 at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

浄化


長い間かけて

自分の体内でろ過してきたものが

蓄積してきた


下に流れてくるのはきれいな水だけど

残留したものが多すぎて

水が流れなくなってきた


淀んで停滞

溢れて混濁


そろそろ浄化が必要だ

posted by 千夜風 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月01日

冷菓

ハーゲンダッツは全種類コンプしなきゃ

サーティワンではこだわりをアピらなきゃ

スーパーやコンビニでは妙な奴見つけて喜ばなきゃ


一番好きなのはおばあちゃんと一緒にたべなきゃ

小さな頃

おばあちゃんがガラスの器によそってくれるのが楽しみだった


牛の絵がついた

大好きなレディボーデン
posted by 千夜風 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月20日

風邪

風邪みたいでしょ


微熱が気持ち良かった

眠れなくて
何度も目を醒ました

薬はあんまり効かないんだ

治りかけが大事
今でも何だかすっきりしない

でも仕方ない
風邪ってそういう治りかたするから


一過性ならいいけど
何度も何度もぶり返しやすいからね

気をつけなきゃ
posted by 千夜風 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月08日


人生は楽じゃない

一生懸命生きるんだ


大変なのと辛いのとは

違うよね


私は今どっちだと

感じているのかな
posted by 千夜風 at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月30日

死角

どうして

どうしてどうしてどうして


月が見えない
月に会えない
月の道がわからない

月が動く
場所が動く
月が動く
方角が動く
月が動く
時間が動く
月が動く
月齢が動く
月が動く
あなたが動く
私が動く

どこにどこにどこにどこに

どこでどこをどこがどこのどこへ

月は沈んだ


唯のひと欠片も月に会えない

天球儀の立位置がわからない

月と私と窓がぐるぐるぐるぐる

勝手な軌道で動きだす

酷い遠心力で千切れそうな

月齢2.9
posted by 千夜風 at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

吹奏

だんだんと他人になっていくのだろうね

薄く散っていく雲みたいに


一片ずつ重ねて重ねて

やっと形を保っていたようなものだったけれど

今はそれも消えようとしている


せめて冬だったら結晶になるのにね


こんな季節じゃあ綺麗さっぱり

何にもなかったように

今日も青空か

posted by 千夜風 at 05:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

夢現

太陽も

月も星も

暫く見ていない

ちゃんといてくれてる?


あなたの手のひらは

今でも私の

背中にあるのかな


せめて夢で

確かめたい

posted by 千夜風 at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

遺跡

遺跡散歩の夜


偶然に会いましょう

予期しない再会をしましょう


思いがけないところで

突然、無防備な顔で


私のことを不意打ちして

そしたらにっこり笑うから


偶然に会いましょう


会えるまで

月と一緒に歩いているから

posted by 千夜風 at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日


r=a(1+cosθ)
posted by 千夜風 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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